〜理事長あいさつ〜

NPO法人高齢者共生睦会理事長似顔絵

私は、六十五歳を迎えるに当たって、人生の喜び、老後の幸せ、人の余生の在り方に思いを寄せて、この二十一世紀における九十九里浜地域に相応しい「創造老人力社会」構築の為、我々意を共にする有志が一体となり、地域福祉のお手伝いをと、平成14年10月にNPO法人「高齢者共生睦会」を設立致しました。

私達人間が、この世に生を得てあの世に旅立つまでの一生を考える時、その生涯のメーンテーマは人生の最後をどう生きるかに尽きると思います。夫婦で共に愛し合い仲睦ましい暮らしを享受して「私達は幸せだ」と感じていても、その長年連れ添ったパートナーがあの世に召され、突如として独りぼっちになってしまったら、後に残された老人は過去の思い出だけで、その幸せを維持できるでしょうか。

辞書を引くと、老人とは「年取った人」「年寄り」と出ています。老年と引いてみると「年取ること」「老境」と出ております。私たちが、この地域社会での非営利活動に対する切なる思いは、この二十一世紀における「老人」という言葉の意味は、老いた姿のみを指すものではあってはならないと言うことです。しかし、「定年」とはよく言い得た言葉で、確かに人間六十歳を過ぎると体力に衰えを感じます。

1970年の後期に、「熟年」という言葉が生まれたように「老年」とは、正に「熟年」なのです。そして老いて淋しい「老境」ではなく、二十一世紀を迎えた「老人」とは、過去の反省を踏まえた「人生経験が豊かで円熟」した「熟年者」なのであります。人生「終わりよければ,総てよし」であります。この格言は、人生最後の幸せ創りにぴったりの言葉で、私はしんじょうとしております。過去においてどんなにすばらしい日々があっても、人生の最後で淋しい老後の不安に脅えていたのでは、その人の一生は幸福な人生だったとは言えません。「民間主導のNPO組織」私は、こうした活動こそが利益追求を第一義とせず、不特定多数の高齢者の人生最後の幸せ、一生の最後の余生で安らぎの境地に道を開くお手伝いが出来るのではないかと考えます。

温暖で老後に優しい九十九里浜地域に存在する特定非営利活動法人「高齢者共生睦会」は、かつて医療に携わってきた看護師、そして現在もなお介護業界の現役として活動するスタッフを中心に、あらゆる情報及び介護ヘルパー及びガイドヘルパー(移動介護)並びに福祉用具専門相談員の養成研修事業を通して、地域福祉への人材派遣など「介護の普及啓発」に務めて参ります。

まだまだ微力ながらに歩むNPO法人「高齢者共生睦会」でございます。今後とも、一人でも多くの方のお力添えを、どうぞ、宜しくお願い申し上げます。

特定非営利活動法人 高齢者共生睦会

理事長 宮 垣 昌 維